算数の文章問題が苦手な子の3つの原因と4つの解決法|計算はできるのに解けない理由とは

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  • 計算は合っているのに、文章問題だけ点数が取れない。
  • 何度教えても、同じようなところで間違えてしまう。
  • 国語が苦手だから仕方ないのかな…。

実は、算数の文章問題が苦手な原因は一つではありません。 

もちろん、問題文を正しく読み取る「読解力」が影響している場合もあります。 

しかしそれだけではなく、「数や量をイメージする力」や「自分で考える経験」が不足していることで、文章問題につまずいている子も多いです。

 そのまま「文章問題をたくさん解けば慣れるだろう」と考えてしまうと、原因が解決されないまま苦手意識だけが強くなってしまうこともあります。

ななかまど

 私は幼児さんすうインストラクターとして、幼児から小学生まで多くの子どもたちの算数学習に関わってきました。

その中で感じるのは、文章問題が苦手な子ほど、「どこでつまずいているのか」を正しく見つけることが大切だということです。

この記事では、計算はできるのに文章問題だけ苦手になってしまう本当の原因や、文章問題が苦手な子に共通する特徴、家庭で今日から実践できる対策まで、わかりやすく解説します。

 お子さんに合ったサポート方法が見つかれば、文章問題への苦手意識は少しずつ変わっていきます。

ぜひ最後まで読んで、お子さんが「考える力」を育てるヒントを見つけてください。 

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計算はできるのに文章問題だけできない3つの原因

「計算問題はスラスラ解けるのに、文章問題になると急に手が止まってしまう…」

というお子さんの場合、 「計算はできるのだから、もっと文章問題を練習すればいい」 と思われがちですが、実はそれだけでは根本的な解決にならないこともあります。 

文章問題には、以下のような力が必要です。

  • 問題文を読む力
  • 数や量をイメージする力 
  • 自分で考えて答えを導く力

 つまり、計算力だけでは文章問題は解けません。

 ここでは、文章問題が苦手になる代表的な3つの原因をご紹介します。 

読解力が不足している

文章問題では、計算する前に問題文を正しく理解する必要があります。

 例えば、

「全部で何人ですか」
「何人多いですか」
「残りは何個ですか」

という問いの違いを理解できなければ、計算方法も変わってきます。

 文章問題が苦手な子は、

  • 問題文を最後まで読まない 
  • 条件を読み飛ばしてしまう
  • 数字だけを見て計算を始める

といった傾向があります。 

そのため、計算力はあっても、問題文の意味を正しく理解できずに間違えてしまうのです。 

読解力が不足している場合は、算数だけでなく、国語の読解教材に取り組むことも文章問題の力を伸ばすことにつながります。 

具体物を使った体験が少ない

文章問題では、文章に書かれている場面を頭の中でイメージする力も必要です。

 例えば、「りんごが5個入った袋が4つあります。」という問題を読んだとき、「りんごが5個入った袋が4つ並んでいる様子」 を思い浮かべられる子は、自然と「5が4つあるから、5×4だ」と考えられます。

 一方で、数をただの記号として覚えている子は、「5と4があるから、足し算かな?かけ算かな?」 と迷ってしまうことがあります。 

こうした違いは、幼児期からの具体物を使った経験も大きく影響します。

 積み木やブロック、おはじき、おやつを分ける遊びなどを通して、「数=量」として理解してきた子は、文章問題でも場面をイメージしやすくなります。 

考える経験が少ない

文章問題には、「どの計算を使えばいいのか」 を自分で考える力が求められます。

 しかし、普段から

  • すぐに答えを教えてもらう 
  • 解き方だけを覚える
  •  公式を暗記して解く 

という学習が中心になっていると、 少し問題の形が変わっただけで手が止まってしまいます。

 文章問題では、「なぜその式になるのか」 を考えることがとても大切です。

 だからこそ、「どうしてそう考えたの?」 「他の考え方はあるかな?」と問いかけながら、自分で考える経験を積み重ねることが、文章問題を解く力につながります。

 文章問題が苦手だからといって、必ずしも計算力が不足しているわけではありません。

 お子さんがどこでつまずいているのかを知ることが、文章問題克服への第一歩になります。 

文章問題が苦手な子に共通する5つの特徴

文章問題が苦手な子には、いくつか共通する特徴があります。

もちろん、これからご紹介する内容がすべてのお子さんに当てはまるわけではありません。

しかし以下のような特徴が見られる場合は、文章問題でつまずきやすい傾向があります。

ななかまど

「うちの子にも当てはまるかな?」 と確認する意味で参考にしてみてください。

問題文を最後まで読んでいない

文章問題が苦手な子は、問題文を最後まで読まずに解き始めてしまうことがあります。

 例えば、問題文の最初に出てきた数字だけを見て、「もう計算できそう」と考えてしまうのです。

 しかし文章問題では、最後の一文に重要な条件が書かれていることも少なくありません。

 最後まで丁寧に読む習慣が身についていないと、途中までは理解できていても、答えを間違えてしまう原因になります。 

数字だけを見て計算してしまう

文章問題が苦手な子は、問題文の意味よりも、数字に目がいきやすい傾向があります。

 例えば、「公園に男の子が12人、女の子が8人います。男の子は女の子より何人多いですか?」 という問題で、 12と8を見て、「12+8」 としてしまう子もいます。

 実際に聞かれているのは、「全部で何人か」 ではなく、「何人多いか」です。 

文章問題では、数字を見つけることよりも、 何を求める問題なのかを理解することが大切です。 

「何を求める問題か」を理解できていない

文章問題では、「何を答えればよいのか」 を理解することが最初の一歩です。

しかし文章問題が苦手な子は、 問題文を読んでいても、「何を求める問題なのか」 が整理できていないことがあります。

その結果、

  • 足し算と引き算を間違える
  • 必要のない計算をしてしまう
  • 答えは出したけれど、聞かれたことと違う答えになる 

といったミスにつながります。 

計算力ではなく「問いを理解する力」が必要になる場面です。 

問題の場面をイメージできない

文章に書かれている場面を頭の中で思い浮かべる力も重要です。

例えば、「1箱に6個ずつお菓子が入った箱が4箱あります。」 という問題なら、「6個入りの箱が4つ並んでいる様子」をイメージできる子は、 自然と「6×4」と考えられます。

 一方で、場面をイメージできない子は、 どの計算を使えばよいのか迷いやすくなります。 

文章問題は、文章を読むだけではなく、頭の中で場面を再現する力も必要なのです。

 式の意味を理解せず暗記している

文章問題が苦手な子は、 「この問題はこの公式」「この形ならこの解き方」 というように、式や解き方だけを暗記していることがあります。

 そのため、 少し問題の聞き方が変わっただけで、「どう解けばいいかわからない」 と手が止まってしまいます。

 本当に大切なのは 式を覚えることではなく、 「なぜその式になるのか」を理解することです。 

式の意味を理解できるようになると、 初めて見る問題でも、自分で考えながら解けるようになっていきます。 

家庭でできる4つの文章問題対策

文章問題が苦手だからといって、 毎日たくさん問題を解かせればよいわけではありません。

大切なのは、 「なぜ間違えたのか」 に目を向けながら学習することです。

 ここでは、ご家庭でも今日から実践できる文章問題対策を4つご紹介します。 

文章の大事なところに線、大事な数字に丸をつけながら読む

文章問題が苦手な子は、 問題文を何となく読んでしまうことがあります。 

そこでおすすめなのが、

  •  大事な言葉に線を引く
  •  数字に丸をつける 

という方法です。

例えば、「全部で」「何人多いですか」「残りは」 など、答えを考えるヒントになる言葉に線を引きながら読むことで、 何を求める問題なのかを整理しやすくなります。

 ただ読むだけではなく、問題文を分析しながら読む習慣をつけることが大切です。 

すぐに式を書かせず、絵や図に描いて整理する習慣をつける

文章問題では、 場面をイメージできるかどうかが重要です。

そのため、 いきなり式を書かせるのではなく、 まずは絵や図に描いて整理する習慣をつけましょう。

 例えば、「5個入りのお菓子が4袋あります。」という問題なら、 袋を4つ描き、それぞれに5個ずつお菓子を描いてみます。

 すると、「5が4つある」ということが目で見てわかるようになり、 自然と「5×4」という式につながります。

 図で考える習慣は、高学年の割合や速さ、図形などを学ぶときにも役立ちます。 

「どうしてその式になったの?」と考え方を説明してもらう 

丸付けの際には、答えが合っているかどうかだけを見るのではなく、 「どうしてその式になったの?」と聞いてみることも大切です。

 子どもが自分の言葉で説明しようとすると、 理解できているところと、あいまいなところが見えてきます。

 もし説明ができなければ、 「まだ理解できていない部分がある」 というサインかもしれません。

 答えだけを覚えるのではなく、 考え方を言葉にする経験を積むことで、 初めて見る文章問題にも対応できる力が育っていきます。 

読解力が弱い場合は国語の読解教材も活用する 

文章問題では 計算力だけでなく、文章を正しく読み取る力も必要です。

  •  問題文を最後まで読めない
  •  条件を読み飛ばしてしまう
  •  何を聞かれているのかわからない

 という様子が多い場合は、 国語の読解教材を活用するのもおすすめです。

 読解力が身につくことで、 問題文を整理しながら読む力も少しずつ育っていきます。

 ただし、文章問題では読解力だけでなく、 数や量をイメージする力や、考える力も必要です。

ななかまど

 国語と算数、それぞれの視点からサポートしてあげることで、 文章問題への苦手意識を少しずつ減らしていくことができるでしょう。  

私が使用していた教材

まとめ「考える力」を育てることが文章問題克服への近道

計算はできるのに文章問題だけ苦手な子は、

  • 読解力が不足している
  • 数や量をイメージする経験が少ない
  • 自分で考える経験が不足している

など、さまざまな原因が考えられます。

だからこそ、文章問題をたくさん解かせるだけではなく、

「なぜその式になるのか」を考える習慣を身につけることが大切です。

また、読解力が不足している場合は国語の読解教材を活用することも効果的です。

一方で、文章を読む力だけでなく、「数をイメージする力」や「考える力」も欠かせません。

そのため、お子さんの理解度に合わせて基礎から学び直せる教材を選ぶことも、苦手克服への近道になります。

家庭で声かけを工夫することはとても大切です。

しかし、毎日保護者が付き添って教え続けるのは簡単ではありません。

ななかまど

そんなときに役立つのが、お子さんの理解度に合わせて学べるタブレット教材です。

RISU算数には文章問題が豊富に用意されており、

  • 問題を読み飛ばすと解けない問題
  • よく考えないと解けない応用問題
  • 思考力を育てる問題

など、文章問題に必要な力を段階的に身につけられる工夫がされています。

実際にRISU算数ではどのような文章問題が出題されるのか、どんな活用法が効果的なのかは、こちらの記事で詳しく紹介しています。

 RISU算数の文章問題は思考力を鍛えるのに最適!効果的に活用する方法も解説≫

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