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知育玩具としても人気が高い、Instagramでも話題のマグビルド。
似たようなマグネットのおもちゃはたくさん売られていて、本当にマグビルドで良いかな?と迷いますよね。
算数ガーデンでは、子どもの発達に詳しい元幼稚園教諭が実際にマグビルドのベーシックセットとスロープセットを両方購入し、2つの違いと遊び方を徹底比較しました。
簡単に言うと、ベーシックセットとスロープセットの違いはスロープパーツのある・なし。
初めてマグビルドを購入するならベーシックセットがおすすめです。
実際に3人の子どもたちが遊んでみて感じたメリット・デメリット、私がマグビルドを選んだ理由なども含めて徹底レビューします。
\初めての購入におすすめ/
\プログラミング的思考も育む/
マグビルドはパネルの中に磁石が入っていて、パネル同士をくっつけて平面図形や立体図形を作って遊ぶおもちゃです。
ステンドガラスのようにキラキラ輝くマグビルドはとても綺麗で、私が一目ぼれして購入しました。
光を反射させやすいダイヤモンドカットを採用
周囲に見える黒いものが磁石です。
ブロックと違う点は、組み合わせなくてもくっつくので小さな子でも簡単に立体が作れる点。
平面図形を立体にしていくので自然と図形脳が鍛えられる点です。
マグビルドのベーシックセットとスロープセットの大きな違いは、スロープのパーツのあるなしです。
ベーシックセットはスロープパーツがなく、マグネットパーツの数が充実。平面や立体図形を作って遊ぶのにおすすめ。
スロープセットは転がすボールとスロープパーツが含まれるため、ベーシックセットよりマグネットパーツの数は少ないです。
はじめてマグビルドを買うならベーシックセットがおすすめ!
ベーシック | スロープ | |
---|---|---|
遊び方の違い | 平面や立体図形を作って遊ぶ | ボールを転がすコースを作って遊ぶ |
パーツの数 | 70ピース | 72ピース |
パーツの種類 | マグネットパーツのみが充実したセット。 ボールやスロープパーツはありません。 | ボールとスロープパーツが追加。 マグネットパーツの数が少なめです。 |
鍛えられる力 | 空間把握能力 試行錯誤力 創造力 集中力 | 空間把握能力 試行錯誤力 創造力 集中力 プログラミング的思考 |
対象年齢 | 3歳以上 | 3歳以上 |
付属品 | 学ぶドリル | 学ぶドリル |
ベーシックセットとスロープセットには相互性があるので、ベーシックセットで図形を作ることに慣れて来たらスロープセットも追加すると良いです。
マグビルドはコストコ・西松屋・トイザらスなどでは買えません。
マグビルドを販売している会社はkit Well(キットウェル)。
Amazon・楽天・Yahooショッピングを通して公式のものを購入できます。※類似品に注意!
初めてマグビルドを購入する方におすすめの「マグビルドベーシックセット」から徹底レビューします。
私も最初はベーシックセットを購入しました。
一番使いやすい正方形のパーツが24個も入っているので、始めてマグビルドを購入する人にはベーシックセットがおすすめ。
※画像は各パーツの個数で、1パーツには色んな色があります。
マグビルドのパネル1枚1枚の大きさは、小さな子どもの手でも扱いやすい7㎝から15㎝程度です。
3歳の息子でもしっかり立てられる強力な磁石!
1枚のパネルで3枚持ち上げられる磁力でした。
1枚の重さは27g。(自宅のキッチンスケールで測定しているので誤差があるかもしれません。)
マグビルドの対象年齢は3歳から。
マグビルドのベーシックセットであれば、1歳頃からでも遊べます。
対象年齢が3歳からになっている理由は、おそらく誤飲の危険性です。
普通に遊んでいれば、ベーシックセットの場合は誤飲するようなパーツはありませんが、万が一破損して中のマグネットが出てきた場合、誤飲の危険性も考えられます。
実際にマグビルドではありませんが、似たようなマグネットのおもちゃで2020年11月、2021年10月に、内蔵されていた磁石を誤飲した事故が報告されています。
マグビルドは、3歳の息子が遊んでいる様子を見ていて、少々乱暴に扱っても破損するようなことはありませんでした。
しかし子どもは、予想外の行動をすることもあります。
3歳未満のお子さんが遊ぶ場合は、目を離さず保護者の方と一緒に遊びましょう。
マグビルドベーシックセットで実際に作った遊び方や作品例を紹介します。
実際に2歳11か月でマグビルドを購入した息子の様子を紹介します。
3歳頃になってくると、一つの遊びに集中して遊べるようになります。
マグビルドを使えば平面図形はもちろん、基本的な立体の形も作れます。
購入してすぐは平面で線路を作って遊んでいました。
徐々に平面で、三角形を繋ぐことも覚えました。
最初に作れるようになった立体は、立方体。
立方体を1個づつ作ってから繋ぎ合わせています。
まずは立方体から作り出すので、3歳には正方形が24枚も入っているベーシックセットがおすすめです。
だんだんと中に別のおもちゃを入れて遊ぶようになりました。
1面にパネルを数枚使って直方体も作れるようになり、遊びの幅が広がってきました。
購入から1か月でここまで成長!
三角形を2枚合わせると四角形になることを、教えなくても自分で発見し作っています。
実際に作ってみることが図形脳を育てる一番の近道です。
4歳になると作りたいものをイメージして遊べるようになります。
「階段を作る」「アイスを作る」と決めて形を作っていくこともできるようになります。
キットウェルの公式YouTubeチャンネルで作り方の紹介動画もあったので、動画を見ながら作ってみるのもおすすめ!
作りたいものをイメージして作れるようになると、アイスを作ってアイスクリーム屋さんごっこをしたりと、遊びの幅が広がります。
テーブルと椅子を作ってごっこ遊びをしても良いですね!(人や食べ物は家にあるおもちゃを使用しています。)
5歳になるとより複雑な形が作れるようになります。
5歳の息子が作った作品。窓の位置や三角屋根の違いなども意識して作っていました。
小学生になると、さらに創意工夫が見られます。
三角形を交互にさかさまにして繋げたり「中に電気を入れてみよう!」という発想も。
マグビルドには「学ぶドリル」もついてくるので小学校の算数の勉強にも役立ちます。
つまづきやすい展開図や平行四辺形の面積などもマグビルドでバッチリ!
立方体の展開図は全部で11種類。作って覚えよう!
展開図を理解するためには実際に作ってみるのが一番効果的。
工作用紙を使って手作りしても良いですが、なかなか大変です…。
マグビルドを使えば簡単に作ってみることが可能ですね。
続いてプログラミング的思考も育む「マグビルドスロープセット」を紹介します。
ベーシックセットに慣れて来たら購入がおすすめ!
スロープセットは
の計16種類のパーツが入っています。
スロープを使ってボールを転がすコースも作って遊べます。
スロープセットも対象年齢は3歳からですが、スロープを転がすためのボールは誤飲の危険性もあります。
お子さんによっては、3歳でも口におもちゃを持っていく子もいるので注意が必要です。
また、ボールを転がすためのコースを作るのは3歳ではちょっと難しいかもしれません。
スロープパーツは磁石ではなく、ツメの部分をマグネットパーツの穴にはめ込みます。
小さい子が取り外す時には注意が必要です。
マグネットパーツとスロープパーツを外す時に、無理やり外そうとするとツメの部分が折れてしまう可能性があります。
小さな子が遊ぶ場合は、事前にスロープパーツを磁石のパーツに取り付けておくと磁石で付けるだけで遊べます。
キットウェルの公式YouTubeでも解説動画を出していたので参考にしてみてください。
マグビルドの良かった点を5つ紹介します。
空間把握能力が身につくと、物事を全体像でとらえることができるようになります。
マグビルドで遊ぶ時には、自然と作るもの全体を上から見て遊ぶことになります。
ちょっと後ろに回ると、自分が見ている視点からは見えないものが見えてくることが遊んでいるうちにわかり、視野も広がります。
将来お子さんが何かの問題にぶつかったとしても、物事を全体像でとらえて多角的な視点で問題解決へ導く力が身につくのです。
マグビルドで遊ぶだけで空間把握能力を身につけられるのは嬉しいですね。
色彩感覚は、幼児期に多くの色に触れることで豊かになります。
マグビルドには、赤・青・黄色・緑・オレンジ・紫・透明と、色鮮やかなパネルがあります。
さらにステンドグラスのように透けていることで、例えば同じ赤でもパネル一枚の時の赤、二枚重ねた時の赤、三枚の時の赤は、それぞれ色が異なります。
他の色でも同様で、さらに違う色を重ねることでまた色が変化します。
マグビルドだけでかなり多くの色に触れて遊ぶことができます。
マグビルドは、ピース1枚でも自立します。
パッケージを真似して(ちょっと違うけど)こんな作品を作ることもできます。
下にパネルを敷くと磁石の力で倒れづらくなるので、小さな子でもドミノ倒しができます。
息子は駐車場に見立てて遊んでいました。
算数の中でも図形が苦手な子は特に多いです。
「10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方」という書籍でも図形は2番目に苦手な子が多い単元だと書かれています。(1番は「位の単元」)
小学校2年生で最初に「三角形」「四角形」「辺」「頂点」「長方形」「正方形」「直角」といった名前と形を一致させるところからスタート。
苦手な子は平面図形までは理解できても立体図形が出てきた途端にわからなくなってしまう子が多いです。
マグビルドで実際に触れていることで立体図形もイメージしやすく、算数でも苦労しません。
立方体の展開図もマグビルドで簡単!
プログラミング的思考とは、なにか問題が起きた時に大きな問題を細かく分けて考え、一つ一つ試行錯誤して修正しながら問題解決に導く力です。
マグビルドのスロープセットでは、「目的地まで球を転がす」という目的に対して「うまく転がらない」という問題が発生した場合、どこが原因で転がらないのか?問題を細分化し、見つけたらその部分を修正、また転がるか試すという動作を繰り返し行うことになります。
この遊び自体がまさに「プログラミング的思考」なのです。
遊ぶだけで自然とプログラミング的思考を身につけられます。
マグビルドのデメリットを3つ紹介します。
2022年10月18日調べでは、ベーシックセットが7999円・スロープセットが7699円でした。
おもちゃにしてはちょっと高い…と感じる方もいるかと思います。
類似品にはもう少し値段が安いものも販売されています。
マグビルドがちょっと高い理由は、品質にこだわっているため。
20以上の提携工場をテストし、最良なパーツの仕上がりを実現する工場を採択。
品質マネジメントシステムの国際規格であるISO9001を取得した工場で最高品質の生産を行っております。
パーツにお子様の手を痛めてしまう可能性のあるバリなどは一切ございません。
マグビルド公式HPより引用
小さな子どもが使う物なので、なめても大丈夫・けがをしないものを安心して購入したいですよね。
小さな頃から遊べて、小学校の算数教材としても活用できると考えたら安いくらいかもしれません。
マグネットでくっついているだけなので、つまづいたり、ぶつかったりすると崩れます。
本人が意図せず崩れてしまいガッカリしていることも…。
ただ3歳の子でも小さめの作品なら手に持っても遊べるので、磁石のわりには崩れにくいと思います。
わが家には3人の子どもたちがいるのですが、3歳から小学生までマグビルドが大好き!
一人で遊ぶなら十分な70ピース入りのベーシックセットですが、3人で遊ぶとピースの取り合いになります…。
それはそれで譲り合って遊ぶことも学んでいくのですが…
せっかく3人とも夢中になって遊んでいるので、我が家は追加でスロープセットも購入しました。
ちなみに2022年10月にスロープパーツのみを追加できる「スローププラス」という新商品も発売されました。
スロープパーツがもっと欲しいという方が買い足すのにおすすめです。
どんどん追加したくなるほど魅力的な商品です…。
マグネットのおもちゃは、ボーネルンドのマグフォーマーをはじめ、たくさん売られています。
値段も高いものから安いものまでさまざま。
たくさんのマグネット玩具の中で、私がマグビルドを選んだ理由を3つ紹介します。
まずはステンドグラスのようにキラキラと輝く見た目。
Instagramで初めてマグビルドを見かけて、一目ぼれしました。
こどももキラキラするものに惹かれやすいので、見た目が魅力的なおもちゃは子どもの食い付きも良いです。
マグビルドは品質にこだわってつくられています。
磁石が使われているおもちゃなので、万が一誤飲してしまったら命にかかわります。
品質にこだわって作られていることは、おもちゃを選ぶうえで必須条件でした。
デメリットで「値段が高い」とあげましたが、逆に安すぎるおもちゃだと不安もあります。
少し高くても壊れづらく、磁石も強力で遊びやすいものを選びました。
品質で言えば有名なマグフォーマーもあったのですが、穴が空いていないパネルタイプの方が、図形を理解しやすいと思いマグビルドにしました。
など、パネルタイプならではの利点もありました。
マグビルドは、購入した箱をそのまま使ってお片付けすることもできます。
箱も厚めで丈夫なので、そのまま保管することも可能。
うちの場合は息子がまだ3歳なので、形に合わせて毎回しまうのはお片付けのハードルが上がってしまうのでやめました。
お片付けの習慣をつけるためには、お片付けが簡単であることも大切!
我が家ではニトリのカラーボックス用収納ケースに、わかりやすいように写真を貼って収納しています。
箱に入っていればOKなので、3歳でも自分でお片付けできます。
写真はベーシックセット1つ分の量。
同じ形を揃えて入れれば、ベーシックセットとスロープセット両方のパーツをひと箱に収納できます。
遊ぶだけで、図形脳が鍛えられるマグビルド。
3歳の息子の遊び方を見ていると、グングン成長している様子がよくわかる買って大正解の玩具です。
小学校で算数の図形問題に苦労する前に、遊びの中で楽しく図形脳を鍛えていきましょう。
\初めての購入におすすめ/
\プログラミング的思考も育む/
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